SPECIAL INTERVIEW

自愛の心が、
美しさを紡いでいく

黒沢祐子 さん

ウエディング & ライフスタイルプロデューサー

ライフステージを前に進めるほどに輝きを増していく、
ウエディング&ライフスタイルプロデューサーの黒沢祐子さん。
黒沢さんは、結婚という人生の大きな節目をプロデュースしていくうちに、そのセンスが評判となり、
インテリアやファッションの世界でも活躍するように。
パンデミック以降は「自愛」をテーマにオンラインサロンも運営し、多くの女性たちへ
しなやかに生きるヒントを提案しています。
可能性を広げ続けてきた黒沢さんに、ビタミンCのサプリメントと
美しく歳を重ねることについて、お話を伺いました。

新しいことに挑戦するのは、歳を重ねるほどに勇気のいるもの。しなやかに前に進んでいくコツはありますか? 

かつては男性優位の社会で、大人の女性がいつまでも活躍するなんて考えにくかったかもしれません。でも、多くの素敵な先輩たちが道を切り拓いてくれたから、今は50になっても60になっても、挑戦できる土壌はある程度出来上がっていると実感しています。今の時代は私たちに用意された人生もけっこう長いですし、人生は一度きり。やりたいことがあるなら、何歳でも、少しずつでも、どんどんやっていいんじゃないでしょうか。そのために必要なのは、何よりも心身の健康だと思います。

ご自身で、心身の健康のために心がけていることは?

からだを冷やさないよう、朝晩湯船につかること。汗を出すとともに、ネガティブな感情も外に出せているなと感じます。その後、必ずストレッチをします。以前はランニングやジムで体を動かしていたのですが、ついつい頑張って疲れてしまうことが多くて。歩いたり、ストレッチで体を動かすスタイルに切り替えました。しなやかな筋肉をつけて、姿勢の美しさも意識すると、所作もきれいで無駄のない動きになりました。

インナーケアについては、何をされていますか?

6年前に、それまで大好きだったコーヒーが突然飲めなくなってしまいました。そこからハーブティーに切り替えたんです。すると体調や旬によって組み合わせるものを変える面白さに目覚め、自分でもハーブを育てています。ジンジャードリンクのシロップを作ったり、ぬか漬けを欠かさず食べたり、野菜を選ぶときは栽培方法を気にしたりと、家で作って口にするものは結構手間をかけています。自分の体に入るものを、安心できる美味しいものにしていくというのは、自分を慈しむ行為──自愛です。これは肯定感にも繋がる大事なことだと思っています。サプリメントは厳選したものしか飲みませんが、ニュートリアルのビタミンCは、製造方法や成分が安心できるものなので、飲み続けています。

サプリメントは継続することが大切ですが、コツはありますか?

毎日のルーティンに組み込んでしまうのがいいと思います。私は朝必ずお白湯を飲むので、そのタイミングで必ず一緒に飲むようにしています。年齢を重ねることに伴う、自分ではコントロールできない心身の不調がさまざまあると思うのですが、「これを飲んでるからあんまりイライラしないようにできるかも」など、精神的なお守りのようにもなっていて、それも続けられている理由と感じます。

年齢を重ねても、ずっと美しくあることは可能ですか?

もちろん可能だと思います。ただ、美しさの定義は、すべての年齢において同一なわけではない気がします。若い頃はフレッシュさ、エネルギッシュなパワーが前面に出ていますが、年齢を重ね、さまざまなことを経験すると、その人らしい優しさや輝きが内面から滲みでて、それが品格や凛とした佇まいを作っていく。そのとき大切なのが、やはり自分に手をかけてきているかどうかなのかなと思います。髪や肌のツヤ、美しい姿勢、着こなし、言葉遣いなど、若いときは大目に見られていた要素が効いてきますから。

自分に手をかけるというのは「自愛」の精神と繋がりますね。

そうですね。自分とちゃんと向き合い続けるということだから。オンラインサロンをやっていて思いますが、自分に厳しく、自分の嫌な部分が目立って好きになれないという人が多いんです。否定するのではなく、それも自分の一部と捉え、認めて受け入れる、自分自身を受容することの重要性を感じています。それは時間と手間をかけて自分を大切にしていくということで、自分自身がどんなことに心地よさや居心地の悪さを感じるのかということに意識的になることでもあります。他人軸ではなく自分軸で生きていくことで育まれる美しさが、必ずあると思います。

YUKO KUROSAWA   /   WEDDING & LIFESTYLE PRODUCER
PROFILE

ウエディング&ライフスタイルプロデューサー。大学卒業後、会社員からウェディングプランナーに転身。7年以上のキャリアを積み、2008年に独立。1000組以上のカップルを担当するなかで、結婚後に続いていく住まいへと視点を広げ、ライフスタイル事業を開始。個人宅のインテリア相談やパーソナルコーディネートを行うほか、アパレルのプロデュース業など多岐に渡り活躍。2022年からは自身のオンラインサロン「Y’s room」を主催。